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絶望

2010年12月27日 22:32

薄暗い部屋で立ち込めていた 不安を煽るように
落ち着けるはずの場所が一転する夜

溜息と秒針 胸の鼓動が部屋に響き頭から離れずにいる

差し込まれた朝の光
時計を見ればもう目覚めの時間
また今日も眠れず、昨日入れたコーヒーを喉に流し込む。 そして重たく歪んだ体で部屋を出る

繰り返す日々に何を求め、縛られる時間の中にある微かな変化に何を期待するのだろう

通勤途中、電車の窓際で見つめていた通過するあの町で、夢を追いかけては見失う
確信するものがなくても、掴める可能性に夢中で走り続けていた あの頃を重ねて


一秒一瞬の迷いが傾ける決断の瞬間
自覚、自信が足りなくて妥協という選択肢をいつしか覚える
しがみつきたい程の弱さがどこかにあり、言葉じゃ伝えられない感情が占め始める
甘えは己の未熟さを語っていた

あの日揺れた携帯電話
伝えたかった言葉を未送信に変える

時間は進むだけ
取り戻せないからこそ一分一秒が大事なはずのに、その瞬間に戸惑う
何かに甘え無くして気付く事ばかり

人一人幸せに出来ないで 綺麗事並べ他人のせいにし 嘘だけ増して結局今残ったものは何?


ふと涙溢れても輝かぬ瞳
濁り腐った目には全てが羨ましく見えるだろう
絶望感を剥き出しにして呆然と立ち尽く
そこはスタート地点で一歩も進んでなかったってオチだとは
目の前も見失うの奴は未来なんて描けない
まるで中途半端に描かれ放置されたスケッチブック

ぶざまに過ごす生き様と、感触のない日々に震える手で傷を付け足した
紅く滲んだその跡を見れば忘れずにいられると思って


崩れ落ちる 光ない場所へ
叫び続けた 嗄れ壊れた喉で声にならない 静かな罵声
見つめた先に写る空は いつも暗く
どの闇に溺れれば掴めるだろうか?


この世に約束された未来なんて存在しないから
僕等は何かに怯えている
目の前にあるチャンスさえ見失う
どんな言葉も どこかで疑う
信じる強さも無力に変わり 弱さで全てが崩れだす
走馬灯の時にでも教えてよ どの生き方が良かったのかを
息が途絶えたら何が待っているのかを
この価値の無い生に


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